細々した話をいくつか。
1ページ丸々使うには少々パンチが弱いと思った小話を一気に載せてみます。
いつもの違う客の話。
これは「子供が側に来た話」の最後にちょろっと書いたやつなんですが、
たまに夜中目が覚めたときに、まぁなんか穏やかじゃない客が来るのです。
実家にいた頃から何度かこういう経験があるんですが、唯一覚えている一人暮らし時代の客を1つ。
一人暮らし時代なので、大阪にいた頃です。
NeverendingNightmaresというホラーゲームはご存じでしょうか。
確か作者の夢を元に作ったとか言うゲームだったと思いますが、要はステルスホラーゲームです。
追いかけてくる敵の1つに「赤子のような顔をしたぶよぶよの大男」がいるんですが
そんな感じの客が夜中の目が覚めたときに来たことがありました。
寝直そうと目を閉じていたら、あ、なんか来た。
歩いてくる振動がドンドンと、何も見えてないけど玄関からベッドの方に来ました。
お客は明らかに空腹で、食べ物を探しているようです。
なぜかそのとき動いたら食われると察し、しばらく掛布団を被って固まっていました。
状況は変わらずとも少し間をおいて落ち着きが戻り、目を開けました。
こういう時は目を開けて存在しないことを確認してしまえばいい、が経験則。
案の定、視界に映るのは見慣れた部屋で、大男なんていません。
まぁ今はこれで大丈夫なんだろうけど、そのうち目の前にいるんだろうなぁと思います。
小学生の頃によく見た夢の話。
カテゴリは怖い話でなく不思議な話なので夢のことも書いちゃいます。
あんまりこう、直接的な恐怖は受けたことないので不思議扱い。
小学生の頃、数年ずっと見続けていた夢が3つありました。
実家でのお話。
1つ目が従姉妹のお姉ちゃんがアスファルトを張り手でめくりあげ、そのままアスファルトロールを作る夢。
2つ目が絡まった毛糸ぐらいの太さの糸が解けたり絡まったりする夢。
3つ目が暗闇の奥からカラフルな靄が勢いよく通り過ぎていく夢。
どれも半覚醒状態で見る夢で、順番があったかどうかはもう覚えてないのですが
連続で同じ夢を見ることはありませんでした。
面白いことに夢を見た後に起きちゃってもう一度想像しようと思っても、同じものが想像できないんです。
想像というか思い出すというか。
こんなんだった気がする、ってところまではいけるんですが、夢を見ているその時の興奮を疑似体験できなくて。
同じ夢を何度も見るのはよくないとどこかで聞いたことありますが、どうなんでしょう。
現状私は流行り病に侵されることなく生活しています。
ハエ魚の話。
これもまた実家にいた頃の夢の話。
この時は高校生だった気がします。二段ベッドの上で寝てました。
なんかの夢で手のひらサイズの上半身がハエ、下半身が魚の飛行生物にぶつかる夢を見ました。
サイズ感的にゲキレンジャーのバエが一番近いです、というかあんな感じ。
夢の中でハエ魚が右頬に思いっきりぶつかって、その衝撃で起きました。
右頬にはぶつかった感覚が残り、耳の奥で羽音が聞こえる。
不快感とびっくりでしばらく寝れなかった記憶です。
夢の感覚を現実にも持ってくることってありません?
ぶつかった感覚とかよがった感覚とか、たまにまだ夢なのかすぐ判断付かないことがあります。