風呂に意地悪される

最近自分が体験した不思議な話を書き出すのにはまってるのでお試しに。

お連れと同棲し始めた頃の話。
(「」が私、『』がお連れです。)

お恥ずかしながら？時間が合えば一緒に風呂に入ってるのですが
引っ越し当初、どうも浴室に私一人になると電気が明滅することがありました。
明滅と言っても激しいものではなく、
車のウィンカーぐらいのテンポで不規則に消えたり付いたりする程度。

清掃業者が電球を変えていなかったのか、
最初はお連れがいた状態でもチカチカしてたので1度取り換えたところ
お連れがいる間はしっかり付いてて、先に上がった後チカチカするようになりました。

洒落怖や不思議話が好きで、その手の朗読動画とかをよく見てたからからか
先に入居していたお連れをこの家が気に入って後から来た私が疎ましいのかな～みたいな暢気なことを考えていました。
(実家住みだったお連れが先に引っ越し、私は一人暮らしだったため解約手続きやらなんやらで2週間ほど遅れて引っ越しました。)

チカチカするのは基本私1人の時だし、脱衣所の電気を付けておけば手元は見えるので
面倒ではありましたが、特に怖かったり困ることはありませんでした。

お連れにも
「風呂入ってたら電気がチカチカする。」
『こないだ電球変えたばっかなのに接触悪いのかな？』
『いやでもちゃんと締めたしな…』
「お連れがいる間はずっと付いてるし家に嫌われてんのかな」
みたいな感じで話はしていました。

何日か経って、いつも通り一緒に風呂って先にお連れがあがった後。
またしても電気が消え、そのまま付かなかったことがありました。
相変わらず暢気に「いつもの癖的なやつでお連れが電気消したのかな」と思っていたのですが
数分経って『何で付け直さないの』と慌ててお連れが電気を付けました。

「あいやお連れが消したのかと思って」
『消してない』

電球を変える前からこの件まで大体2週間ぐらいでしたがなかなか奇妙な体験でした。
電気を消されて以降、私1人風呂でもチカチカすることはなく、平和に風呂ってます。