それは全のうちの個にすぎない。
一つ取り除いたところでゼロにはできないんだよ。
彼女は全のうちの個であり、個のうちの全なのだから。
房とは言うが、目に見える以上かもしれないね。
我々が全と思うこれは、本当に全なのか。
彼女は教えてはくれない。
個を啄みながら、我々を見透かしたように見つめてくるのだ。
腺房

「幻想昆蟲展4」出展作品
場所:ギャラリーソラト
住所:京都市東山区三条通白川橋西入上ル石泉院町394
戸川ビル2階「カオスの間」
備考:入場料200円が必要
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販売作品 ¥1,500−